パチンカスになった俺がメンヘラ女を好きになった話を語っていく

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:26:26.583 ID:qP4W4GDs0.net
昨日スレ立てした者です。

昨日はgdgdですいません。
やっぱり自宅のPCぶっ壊れてて投稿できませんでした。

今から書き溜め分投下していきます。

63 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 17:22:54.015 ID:qP4W4GDs0.net

先月の売り上げ水増ししたのがばれかけた。。。あぶねえ。
ようやく解放されたんで残ってる分上げます!

79 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 19:42:52.712 ID:C5NRVnpxa.net

wktk

45 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 15:03:23.051 ID:Ly1n5uQE0.net

まだか?

12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:44:03.235 ID:qP4W4GDs0.net

>>3
行きたいけど仕事なんだ

27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 11:38:51.204 ID:qP4W4GDs0.net

落ちそうなんでちょっと書いてたぶん貼ってきます。

車を飛ばして日中にも訪れたアスカ宅へ到着する。

インターホンを鳴らす。出ない。

電話もかけてみるが出ない。

無視されてるのだろうとも思ったが食い下がった。

それこそ通報されてもおかしくないくらいに何度も。

そんなことをしているとものすごい勢いで男がこっちに向かってきた。

ああ、ついに俺も前科持ちかあ、と思って観念したが男は俺のことなど無視。

あろうことかついさっきまで俺がそうしていたように、アスカの部屋を呼び出し始めた。

34 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 12:08:07.215 ID:qP4W4GDs0.net

本気で人に殴られたのは初めてで、痛いとかよりも先に驚愕した。
こう、自分の体の制御が利かなくなって、上半身が背中から落ちていく感じ。

「……いーくん?」

ようやく思考が事態に追いついて、同時に頬、というか骨格?とにかく顔が痛くなる。
耳鳴りの中、アスカの消えそうな声が聞こえた。

「違う。俺だ。松田だ」

定まらない焦点をアスカと松田に向ける。

「よかったぁ……。電話してもでないから、心配したんだよ……?」
「はあ? ……おいしっかりしろ、アスカ」
「電話出てよ、いーくん。いーくん……。電話……出て?」

56 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 15:42:59.209 ID:qP4W4GDs0.net

「アスカ、あいつの影響でスロットやり始めたんだよ。俺もあいつに連れてかれたわw」
「あ、松田さんもスロやるんすか!? 今はまどマギが熱いすよね!」
「いや、もうやってないよ」

ほむぅ。

「まどマギは知ってるけど」
「マジすか!? 俺、世間ではネタにされてるけどさやかさん好きなんすよ! 5人の中で一番えろい体してると思いません!?」
「あ……うん。そうかもね」

松田はめちゃくちゃ引いてた。

「松田さんアニメとか見るんすか?」

キモオタは自分のフィールドだとノリノリだ。

「見るよ」
「!」
「ゴルゴとか」
「( ;∀;)」

50 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 15:38:57.727 ID:qP4W4GDs0.net

「中入ってて、て言ったじゃんw」
「すいません」
「待たせて悪かったな。あ、まだ顔痛む?」

昨日のことを心配して松田が聞いてくる。

「はい」
「俺もいっぱいいっぱいだったから加減できなかった、すまんw」

すまんじゃねえよ。こっちはあわや昇天しかけたんだぞ。

「とりあえず中入ろうか」

促されるまま松田と店に入る。
隅っこの方に男二人で座り、松田がすぐに席を立った。
戻ってきた松田はトレーにコーヒーを二つ乗せていた。

20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 10:08:35.569 ID:VhhzXof8a.net

めっちゃ読みづらい

36 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 12:18:46.511 ID:rNZ/48mS0.net

Nice boat.

41 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 13:17:02.208 ID:GifR0Ayhd.net

早く書いてよw

66 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 17:31:24.266 ID:qP4W4GDs0.net

『もしもし俺くん?』

一度呼び出しが途切れるまで出る決断が出来ず、
直ぐに掛かってきた二度目の着信に応答する。
不安そうなアスカの声が呼び掛けてきた。

「はい……アスカさん、ですよね?」

携帯同士のやり取りでなんか変だなと思った。
アスカは、なんていうかしおらしい感じの、しゅんとした雰囲気だった。

『うん。久しぶりだね』
「はい。……なんていうか、その、元気でしたか?」

最後に見たアスカのぐったりした姿を思い出す。

『もう大丈夫。……だと思う。その節はご迷惑をおかけしました』
「話、聞きました」
『そっか。……あはは、なんか恥ずかしいね』

その話題に触れればまた松田さんに迷惑をかけると思ったが、
気づいたらそんな言葉を返していた。
大急ぎで会話を路線変更する。

「どうしたんですか? あっ、アスカさんから電話してくれたの初めてですよね!?」
『うん。迷惑かけちゃったから……ちゃんと謝らないといけないと思って。俺くんも、翔ちゃんに殴られたみたいだし』

それ、男として恥ずかしいので触れないでもらえます?

『わたし、こんど引っ越すことにしたんだー。いろんな人に迷惑かけちゃったし、なんか、いずらいし。実家戻ろうかなー』

とつとつとアスカは様々な話をした。
実家がやたらと厳しいこと。
通っていた大学も、自然といかなくなってやめたこと。
例のボーカルとの馴れ初めなんかも聞いた。

29 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 11:42:53.841 ID:qP4W4GDs0.net

「ちっ……!」

鬼気迫る感じで舌打ちする。
男の事は松田桃太に似ていたので松田とする。
松田はどこかに電話をかけながら(状況的にアスカに電話をしてたんだと思う)インターホンを鳴らしまくった。

「なあ、あんた」

松田の視線が俺に向く。

「ここの人か?」
「違います、けど」
「そうか」

松田はそれだけ聞いて自分の作業に戻った。
アスカの部屋を呼び出しても応答がないと悟ると、
今度は連番になる部屋番号を呼び出し始めた。

30 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 11:43:43.008 ID:qP4W4GDs0.net

「3××室に住んでるやつがやばいんだ! ロック解除してくれ!」

みたいなことを怒鳴ってる。
当然すんなり開けてくれる人などいない。
そんなことを数回繰り返していくうち、
ついにオートロックが解除された。

「ちょっと、すいません」
「あぁ?」

駆け込んでいこうとする松田を俺は呼び止めた。

「俺もついてっていいですか?」
「……?」
「その部屋の人、知り合いで、心配なんです」

松田は何も肯定も否定もしなかった。
一目散に駆け出していく背中を俺も追いかける。

「おい、アスカ! おい開けろ!!!」

部屋までたどり着くと松田はアスカの部屋の扉を殴りまくって叫んだ。

78 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 18:56:24.466 ID:6zyZcooe0.net

待機

32 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 11:45:10.734 ID:C5NRVnpxa.net

oh…

70 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 17:34:16.082 ID:CK7u4Hi00.net

おい今見てるから早くしろ

9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:42:59.514 ID:qP4W4GDs0.net

わからない。わからない。わからないから誰かに相談したい。
そうはいっても宛てがない。アニさんは昨日の今日でどの面下げて、て感じだし。アスカのことは大学の友人連中には話していない。

気づけばさっき振り切ったつもりの相手のことばかり考えていた。
思いを断ち切ろうとして、自分は失恋したんだと受け入れようと思ったはずなのにだ。結局どうしようもないくらいに俺はアスカが好きだった。

自分の未練を落ち着いて受け止めつつも、理性は警鐘を鳴らしていた。ここから先へは踏み込んではいけない。俺程度で受け止められる話ではない。

普通なら、ここで引いておくべきだろう。

だというのに、悲しいことに俺はキモオタのくせに妙な行動力があった。

何ができるわけでもないくせに車に乗り込み、向かった先はアスカの自宅。

この時ほど運転中をもどかしく感じたことはない。
まどマギの初打ちの時とは比べ物にならないもどかしさだ。その時と違ったのは、目的地を急ぎながらも心のどこかでまだついて欲しくない、心の準備をする時間が欲しいと思っていたことだった。
実際、信号で停車する度でかい声で独り言を言って余裕がないことを誤魔化していた。

家まで行ってどうする?
何て声をかける?
突然電話して、今あなたの家の前にいます!とか言ったとしてそこからどうするんだ?

「あー、調べたんだー、きも」

こんな事を言われるならいい。
どっち道もう破綻した関係なのだからトドメを刺された方が清々する。
この変な胸騒ぎが治るならそれでよかった。

65 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 17:28:14.887 ID:qP4W4GDs0.net

それから一か月くらいは何もなかった。
ゼミの選択とか、定期考査とかに追われつつ、普通に大学に行ってバイトをしてとまともな生活を取り戻した。
もちろんスロットも打った。
番長は打たなかったが依然と同じまど豚に返り咲いた。
途中何故か輪廻のラグランジェに浮気もした。
ほむほむはいなかったけどまどかがいた。

ただアスカと出会った店にはいかなくなった。
もしかしたらまだアスカはあの店で番長を打っているのかもしれないが、顔を合わせるのが嫌で避けていた。

少しずつアスカのことを忘れ始めていた頃、
アスカから着信が来た。

8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:42:42.282 ID:qP4W4GDs0.net

念のため初めに見つけた動画も再生したが、
どうやらアスカの部屋で聞いたCDの歌声と同一人物らしい。
らしい、と曖昧なのは事実が呑み込めないのと、物理的に、音源の差で正確に判断できなかったからだ。
ということは・・・どういうことか。
アスカが彼氏だと言った人物は既に故人で・・・ならアスカは俺に嘘をついたということだろうか?
俺は反射的にwebページを落とし、ラインのアプリを開いた。
アスカのトークルームを開き、そこで手が止まる。
この時は正真正銘、思考よりも先に行動していたので何故そんなことをしたのかわからない。手が止まったのは自分の言いたいことが文字にできなかったからだ。

『え、アスカさんの彼氏て亡くなってるんですか……?』

多分、聞きたかったのはそれだ。
けれど聞けるはずがない。俺はキモオタだが人の気持ちが解らない人間ではないのだ。それが相手を傷つける言葉かどうかの判断はできる。

理由はそれだけではない。
俺はアスカに拒絶されたのかもしれないという事実が怖かった。
そうだろ?
嘘だったら、そんなもん直ぐばれる。事実、俺は数分スマホを操作しただけで特殊な人脈もテクニックも使っていない。
わざわざばれる様な嘘を吐いたのは、ばれる前提で嘘を吐いた意図を察しろということではないか。

いや待てよ、と頭を掻き毟る。
それこそアスカのキャラじゃない。俺の好意を拒否するならはっきりそう言うだろう。アスカはそういう人物だ。

3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:29:16.440 ID:s8V3AxMbp.net

別にいいから早くパチンコ行ってこい

72 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 17:50:05.773 ID:1/YBDgcj0.net

>>69
まってるよ

55 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 15:42:43.093 ID:qP4W4GDs0.net

イケメンが言うと下種なのにかっこいいなー。
俺は不思議と松田と意気投合した。
それは俺たちが共にアスカを大切に思っていることが理由なのかもしれない。
松田はどうみても俺と違って本物のリア充でヤリチン野郎で既婚者だったが、アスカの存在が壁を取り払ってくれていたのだと思う。
言っても、俺のはガキの片思いで、松田のそれは親友の恋人を気にする大人な気持ちだったわけだが。

「そういえばさ」

話が盛り上がって、俺がコーヒーのお代わりを打診したのを断った後、松田が思い出し笑いする。

「おまえ、アスカと知り合ったのパチンコ屋なんだって?w」
「あー、はい」
「去年の年末くらいだろ?w」
「ちょwアスカに聞いたんですよね?w」
「まあな。なんか焼肉奢ってもらったとか、おまえのこと変なやつだって言ってたぜ?w」

まさかほとんど出会ったばっかりの頃に、アスカの口から俺の存在が第三者にリークされていたとは・・・。心底意外だった。

7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:41:03.903 ID:ZcdaP9ACd.net

まっとったで

25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 11:07:22.960 ID:qP4W4GDs0.net

>>24
会話の内容とかはどうしても覚えてない部分があるので脚色になってしまいます・・・
俺も内容くどいと思うんで描写もっと減らしますね。

38 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 12:42:51.917 ID:qP4W4GDs0.net

文体ちょっと意識して変えたんですか、ましになりましたか?

47 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 15:36:46.621 ID:qP4W4GDs0.net

会社呼び戻されました。
ちょっと書いたんで載せときますね!

それから、住人か中年かが呼んだと思われる警察に聴取を受けた。
警察の感じだと痴情のもつれか何かだと思われているらしかった。
当人たちのことは事件性はないものとして深くつっこまれることはなかったが、
住居侵入?みたいなことをしてしまった件については厳重注意を受けた。
中年の希望としては今後立ち入って欲しくないとまで言われたらしい。
後で聞いたがアスカの携帯から両親へ電話もしたとのことだが結局繋がらなかったらしい。

警察から解放された後、ぐったりしたアスカは松田が連れて帰った。
別れ際、松田が俺に言った。

「大学生?」
「はい」
「明日の夜時間いい?」
「大丈夫です」

ちなみにバイトだったが腹が痛いとか言ってばっくれた。正直すまんかったと思う。
そして翌日。
見知らぬ番号から携帯に着信。
松田だった。

4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:30:21.674 ID:qP4W4GDs0.net

一応これまとめて頂いたものです!
http://vi9.livedoor.blog/archives/18287408.html

11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:43:45.282 ID:qP4W4GDs0.net

>>2
あひぃ(アへ顔Wピース)

82 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 19:48:07.092 ID:QpGUt7vXH.net

>>81
おk
とりあえずMAJOR10巻まで読んだら始めます!

24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 10:49:13.918 ID:rNZ/48mS0.net

おもしろくなってきたね
でも変に脚色せず出来事を順番に正確に書いたほうがもっと良いと思う
小説なら好きに書けばいいけどこれはノンフィクションなんだろ?

5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:31:51.703 ID:qP4W4GDs0.net

追悼。
当然言葉の意味は知っている。
だからこそそれが上手く現実と符合しなかった。

最初に言っておくが、追悼といってもバンドの解散を指しての言葉ではない。間違いなく、故人を指したものだ。

俺はつま先から力が抜けていくのを感じながら検索画面をwebページに切り替えた。検索結果の一番上にHPが出てくる。白色の背景。グレイタイプのエイリアンの被り物をした人間がそれぞれ楽器を持っている。
最終更新は当時の年号よりも古い。
infoの欄をタップしてページを開く。
ライブの予定やTシャツの通販なんかの広告が初めに目につく。
そして予定表の日付の横に表示された「中止」の文字。白を基調にした背景なので赤色の文字は目立っていた。

さらに俺は検閲を続ける。
blogのページに進み、一番初め、事実を決定づける一文を発見した。

【謝罪】
この度、自分たちの都合でライブをキャンセルしてしまい申し訳ございません。
この記事をもって更新を最後にさせて頂きます。
バンドも解散します。
解散ライブに関してですが、行いません。
やはり一人でもメンバーが欠けてしまった以上、僕たちではないからです。

ここはうろ覚え・・・
本当はもう少し長い文章だったけど、なんか無機質な感情のない感じの通達って感じの記事だった。

更に記事の過去分をさかのぼる。
【謝罪】の前の記事は、数か月前に投稿されていた。

俺はとにかく記事を逆行し、彼らの事を調べた。
結果わかった事。
ミラーマインドのヴォーカルは数年前に死去していた。

33 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 12:07:47.412 ID:qP4W4GDs0.net

「アスカッ、おい! アスカ――ッ!」

アスカは、ぐったりしていたけれど目は空いていた。
胡乱な目つきで焦点が合っていない。どっか遠くを見ているみたいだった。

ここに至ってことの緊急性を察したのか中年が血相を変えて部屋を出ていく。
戻って救急か、警察でも呼ぶのだろうか?

「おい、おまえ。【俺君】か?」
「……え、はい」

なんで俺の名前を知ってるのかとか、一瞬気になったが考えるまでもなかった。
松田が舌打ちする。

「おまえもう帰れ」
「……」

帰れと言われて素直に帰れない。
こんな状況目の前にして立ち去れるならそもそもここまできていない。

「なんでこうなってるか、想像くらいできるだろ?」
「……なんとなくは」
「ちっ……。また連絡するから今は帰れ。おまえがいてもなんもできねーだろ」
「いや、俺は……」

そこで思いっきり殴られた。

21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 10:29:20.602 ID:C5NRVnpxa.net

やあ

42 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 13:18:18.482 ID:qP4W4GDs0.net

>>41
すいません、今やってる作業終わったら会社抜けだしますw

14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:45:07.651 ID:qP4W4GDs0.net

ギャグみたいだがこれは本当だ。

なんでやねん、みたいに一人でつっこんで移動した番長2を探す。
ホールの間取りは円形の空間に沿って台が配置されている感じだ。ぐるりと一周すれば目当ての台を見つけ出すことは難しくない。

そしてやうやく発見。

番長コーナーは、縮小されて4台ほどに台数を減らしていた。
過疎ホールのくせに4台とも稼働している。

その中にアスカはいなかった。

落胆してふらふらとホールを彷徨う。
アスカが他の台を打ってるところなんて見たことがないが、もしかしたら番長の空き待ちでどっかにいるかもしれない。念のため休憩所も確認する。いない。ホールの中のどこにもアスカはいなかった。

宛てのなくなった俺は崩れ落ちるようにして休憩所のリクライニングに体重を預けた。

ここにいないなら探しようがない。
いっそ家の前で待っていればその内会えるだろう。むしろそうするしかないんじゃないだろうか。

時刻は19時前。
外はもう暗い。
こんな日が落ちてから自宅に張り付いていれば最悪通報されてしまう。
もういいや、帰ろう。
失意に飲まれて俺は帰宅した。

57 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 15:43:28.812 ID:qP4W4GDs0.net

俺の暴走モードを遮って、

「俺くん、アスカのどこが好きなの?」

松田がガールズトークを持ち出してくる。

「どこって……」
「顔?」
「やー……」

かわいいと思うけど、外見に惚れたというのは薄っぺらい気がして濁す。

「あぁ、胸か」
「違いますよ!?」

いーっていーってみたいに茶化される。いやほんとに違うよ?
そこからからかわれながら俺は松田に心中を赤裸々に暴かれた。
誘導尋問を受けるみたいに、アスカのこういうところが好きだ、とか、ホールではしゃいでる姿が気になった、とか、ぼろ負けして死にそうになってるときに優しくしてもらった、とか。
言えば言うほど、俺は松田よりよっぽどアスカを知らない事を自覚させられて、だったらきっと、例の彼氏には足元にも及ばないことを思い知らされた。
そもそも男の影響でスロット始めたなら、俺が店で見てたアスカは本当のアスカじゃない気がして苦しくなった。

10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:43:18.412 ID:qP4W4GDs0.net

アスカ宅に到着したが、どうやら不在のようだった。
前回のことで部屋の番号は覚えていたので、今回は本人を呼び出すのではなくインターホンを押した。
それも5分おきくらいに合計3回。居留守かも知れないが確かめようがない。
今日はバイトだったか、それとも……
俺にはアスカの行きそうな場所にもう一つだけ心当たりがあった。

行き先は決まっている。
いつもの過疎ホールだ。

アスカの家から店までは車で15分ほどで辿り着ける。
途中ついに堪え切れなくなった俺はラインで「今どこですか?」とメッセージを送ったが返事はなかった。

ホールに辿り着く。

色々あってしばらくパチンコ屋を離れていた俺は自動ドアが開くと同時に頭が痛くなるような騒音と煙草の匂いにたじろいだ。ディープなスロカスマドキチの俺も随分衰えたものだ。

一階のパチンココーナーをちらりとも見ず、エスカレーターを一段飛ばしで駆け上がる。店員の張り上げるみたいな挨拶にびびってホール内は走らなかったが、早歩きで目的地を目指した。
当然、番長コーナーである。

俺は記憶にある番長コーナーにまっすぐに向かい、アスカを発見した。

俺の知る番長コーナーは、エヴァンゲリオン決意の刻のコーナーに様変わりしていた。

68 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 17:32:02.081 ID:qP4W4GDs0.net

『友達にお願いしてもう一度だけライブハウスに連れて行ってもらったんだけど、その日は参加してなくて。
落ち込んだけど、その後いーくんからメールがきてびっくりした。
友達のお兄ちゃんが取り次いでくれたんだって。
それから家のこととか、勉強のこととか相談に乗ってくれて、
「で、おまえはどうしたいの?」て言われた時、
「いーくんの彼女になりたい」て言ったら、
「なんだそれw」て笑われた。
本気だったからすっごく悲しかった。
それで初めて親に反抗した。
もっと勉強頑張って、いい大学に行くから下宿させてくれて。
納得してくれなかったから勝手に学校で進路志望提出して、
模試の判定見せたら「勝手にしろ」だって。
わたし、いーくんのおかげで変われたんだ。
受験までわたしが全然ライブに行かなかったから、
どーしたんだって、いーくんに聞かれて。
受験勉強だからいけないって言ったことがあるんだけど、
また根詰めすぎてるんじゃないかって心配されて、それで、それで、今、楽しいから大丈夫って答えたら、
「バカだなあ」だって。
それで、それでね……それ、で…………』

ぼろぼろになりながら、アスカが最後に言った。

『……俺くんに会いたいなあ』

64 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 17:23:28.124 ID:qP4W4GDs0.net

なんで告白でディスタンスなのかと思ったけど、その時本人がはまっていたかららしい。
そこからは取り留めのない会話をして解散の流れになった。
店を出てから最後に、

「俺くんがどのくらいアスカのことを好きなのかはわからないけど。あいつがまだ吹っ切れていないてわかった以上、そっとしておいてやって欲しい」

そう言われた。
てっきり俺がアスカを変えてやる流れじゃないのか?と思い、そんな感じの冗談を言えるくらいには松田と仲良くなったつもりだが、あんまりにも真剣な顔で言われて俺は黙った。

「多分まだ時間がかかると思う。なんかの拍子に昨日みたいなことになるかもしれない。その時、万が一のことがあったら、俺や俺くんが必ず守ってやれる保障はないだろ?」

ガキの恋愛の尺度とはかけ離れた意見だと思った。
だから俺は「ご迷惑をかけてすいませんでした。アスカさんに謝っておいてください」とだけ言って、松田と別れた。

81 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 19:47:06.977 ID:6zyZcooe0.net

たのまあ

17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:51:03.312 ID:qP4W4GDs0.net

「アスカさん家で聴かせてもらったCDすごいよくて、他にも聴きたいなあー……と……」
『そうなんだ!』

アスカさんの声は明るい。

『んー、いいよ。どうしよっか? また家くる?』
それはなんと魅力的な提案なんでしょう。
なんなら今直ぐに馳せ参じますので、どうかそのままのお姿でお待ちいただけますか?

『そっか俺君も気に入ったんだミラーマインド』
「あー、はい……えっと」
『?』

俺の歯切れの悪さにアスカさんが「ん?」みたいな声になっていない音を立てた。

「付き合ってるんですよね……」
『そうだよ』

即答された。

「いや、その、ええと、」

俺もう焦りまくりで言葉が出てこない。

その人、俺の認識ではもういないんですけど?
だから付き合ってるじゃなくて付き合ってた、ですよね?
でもそんなことは言えずどうしても会話が迂回する。

「大丈夫ですか? そんな、家くるとか言っちゃって……? やっぱりほら、怒られたりするんじゃないですか?」
『あはは。なんだそれw』

『大丈夫だよ』

『いーくんはそういうの気にしないから』

16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 09:50:44.715 ID:qP4W4GDs0.net

戸惑う事20秒ほどだろうか。
ようやく事態を飲み込んだ俺は通話ボタンをタップした。

「もしもし……?」
『出るのが遅い! また風邪引いたらどうすんだ!』

紛れもなくアスカだった。
久し振りに聞くアスカの声はあの日以前と変わりない。
それよりもなんだ、今気になることを言ってなかったか?

『すいません、ちょっとスマホ放置してて』
返信しない女子か俺は。

『風呂じゃなかったんですか……?』
『ん。俺君電話するて言ってたの思い出して』

あー、なるほど。

『アスカさん』これは本当に言った。『今パンツ履いてますか?』

『はあ?』

うわぁ、やばいこの声ぞくぞくする。

「や、風邪とか言うから、もしかして上着とか着てないのかなて、ほら最近は夜だとまだ寒いしそれにふじこふじこ!」

やっぱりパンツは最後ですよね?
脱ぐならまず上からで、え、じゃあ今もしかして上は何も着てなかったりするんですか!?
当たり前だけどこれは言ってない。

『まだ履いてる』

答えてくれるんだ。

「ですよね、また風邪引いたら大変だし」
『誰のせいだと思ってんだ』

もー、と言った後にはぁ、とため息。

『どうしたの? 要件は?』

アスカはどことなくアニさんみたいな話し方になった。

「いや、えっと……」

肝心な時になにもでてこない。
沈黙が続いて切られることを恐れた俺は後先考えず、

「あの、バンド」

そのように発言していた。

73 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 17:50:40.529 ID:zFBnSNkMa.net

待ってるぞ

76 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 18:25:24.479 ID:qP4W4GDs0.net

松田との約束を破るみたいで煮え切らなかったが、結局アスカとは会うことにした。
何かあったらきっといろんな人に迷惑をかけると思ったが、
電話越しに泣いているアスカを放っておけなかったし、
自分の気持ちだって全然吹っ切れていなかった。

居ても立ってもいられなくなって車に乗り込んですぐにアニさんに電話した。

「俺やっぱり好きです!!」
『あたしは年下お断り。ぱしりにならしてやるけど』

この人いつの時代のヤンキーなの?

「あんたじゃねえよ!」
『あっそ。で、なに? また女々しい相談?』
「だから好きだって!」
『ありがとう』
「違う!」

たぶんこんなやりとりをした。
テンション上げすぎてて空回りしたんだ。

『例の女ならやめろって言っただろ。チ〇コの毛までむしり取られるぞ』
それは是非に。ではなく。
「計算高いアホ説やめてください! それ間違いでしたから!」

かくかくしかじか。
なるべくプライバシーに触れないように配慮してことの経緯を説明する。
アニさんは、

『うげえ……』

本心から引いてるみたいだった。

『痛てぇ……おまえそれアニメ見すぎ。童貞の妄想激しすぎるわ病院行け』
「これマジなんすけど」
もう俺が童貞なのか素人童貞(アニさん+1名)なのかはどうでもいい。

『やめとけって』

口調が変わった。

『それがマジだとして、おまえに何が出来んの?
その女に昔の男忘れさせられるほどの甲斐性なんてないだろ?』
「そりゃあ……けど俺は……」
『俺は?』
「アスカが好きだ」

アニさんは、きっも、と言っていた。

『あー、じゃあもうそれでいいんじゃねーの?』
「はい?」
『なんもできないより、好きでいられるだけましだろ。もういいか? どうせあたしが何言っても聞かんだろ、おまえ』
「はい!」

達者でな、とアニさんは電話を切った。
俺は何故だか凄まじい死亡フラグを立ててしまった気がしたが、
構わず信号と制限速度を無視して車を走らせた。

28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 11:42:02.415 ID:qP4W4GDs0.net

なんかNGワードで書き込めないんですけど、
何が引っかかってるんだろ・・・。
引っかかりそうな単語はないんだけど・・・

53 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 15:41:39.102 ID:qP4W4GDs0.net

怒られるかな、と思ったけど松田は怒気のない声で言う。

「俺とあいつはガキの頃からの付き合いで……幼馴染ってやつ? 小学校から大学までいっしょだった。他のメンバーは年上だったんで、俺らが大学出るタイミングで上京して本気で音楽やろう、てことになったんだ」

で、いざ上京したら、

「あいつ、路上でさされて死んだ。アホなカップルの痴話喧嘩で、逆上した男に刺されたんだと。ドラマみたいで笑えるだろ?」

何が笑えるのだろう。無理して笑ってる松田に合わせて俺も笑うべきだったのかもしれないが、俺は全く笑えなかった。

「そんでさ、その頃はもうアスカとあいつは付き合ってたんだけど、アスカは葬式には来なかった。
当日に俺が家まで迎えに行ったけど、自分はあいつが返ってくるのを家で待ってるんだと。
そっからは時々アスカから俺に連絡がきたよ。
そっちではライブしてるのか、とか。GWやら盆やらは戻ってくるのか、とか。
だんだん頻度は減ってきたけど、昨日、久しぶりに電話きてさ。チケットくれだとさ。なんか俺くんといっしょに見に来るて言いだしたんだ」

昨日俺が掛け直した時、話し中だった相手は松田だった。

37 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 12:42:26.126 ID:qP4W4GDs0.net

>>36
やめろめろ

51 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 15:39:22.135 ID:qP4W4GDs0.net

「おまたせ」

ナチュラルに奢られた。
正直かっこよかった。
同時に、昨日の事もあり引け目を感じる。

「えーと……」

委縮してしまって自分から話さない俺に、
松田は頬をぽりぽりやりながら話の切り口を探しているみたいだった。
身も蓋もない話題を2つ3つ消化してから、

「アスカからまあ……俺くんのこと聞いてる」
「そうですか」

ストーカーとか勘違いボーイとか言われてるんだろうか。

「いろいろ迷惑かけて悪かったな。そんで、単刀直入に言うわ」
「はい」
「アスカのこと好きなら、やめた方がいい」

それはいつかアニさんに言われたことだ。
今となってはその意味が全然違って聞こえるが。

59 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2019/05/14(火) 15:46:04.803 ID:qP4W4GDs0.net

すんません、いったんここまで!
なんか上司にすごい呼ばれてるんで終わったら続きかきます!
その間にdistance聴いておいて!!(ダイレクトマーケティング)

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